12星座別おすすめ映画の紹介をしていきます。
今回は天秤座要素の強い映画をご紹介します。(※ネタバレあるのでご注意)
公開は2006年と少し前になりますが今見ても古臭さを感じない素敵な映画です。ご存知な方も多いのではないでしょうか、
プラダを着た悪魔
ジャーナリスト志望のアンディ(アン・ハサウェイ)はファッションに興味のない女の子でしたが、「雑誌を作ること」の繋がりで一流ファッション誌「ランウェイ」の面接を受けます。そこで業界の第一人者で悪魔のように厳しい編集長ミランダ(メリル・ストリープ)の目に(けなされながらも)適い、ジュニア・アシスタントの仕事を手に入れます。
知性があれば見た目なんて…!というアンディが徐々に周囲の環境になじみ、ファッションにも目覚めていくのにはきっかけの言葉がありました。仕事中に押しかけて泣き言を零したアンディに対して、同僚のナイジェルは言います。
努力していない 君は愚痴を並べているだけだよ
ナイジェル
この言葉に自分を省みたアンディはその場で自分ができる最高のパフォーマンスをしようと奮起します。他者からの評価に自分を変質させることができるのが天秤座要素でもあります。バカにしていたファッションにも美容にも情熱を傾けファッション業界に相応しい秘書として成長していきます。
どんどんおしゃれになっていく姿は天秤座ポイントとしてこの「ファッション」を見ることの楽しさがあります。時代が移り変わってもハイブランドの着こなしは目に麗しいです。(アン・ハサウェイの愛らしさも素晴らしい…♡)
天秤座は風のエレメントで「流行」や「文化的な美」を領域にもつのです。ファッションは自己の満足や表現でありつつ、世間や社会や外側に打って出すメッセージでもあります。
ファッションはまさに活動的な風エレメントの天秤座そのものの世界です。
ミランダは傲慢で無茶で到底応えられないような要望を(まるで千本ノックのように)アンディに打ち込みます。アンディはその要望に奇跡のように応え、実力を認められジュニア・アシスタントから第一秘書に昇格します。
ミランダは眉や視線だけで指示を出すこともあれば、出す前に応えていることを求める恐ろしい編集長です。そのリクエストに応えるアンディの「察しの良さ」「空気を読む」「要望に高品質で応える」というのも天秤座的な能力なのです。
天秤座の性質として他者とのバランスを取る事が上げられますが、映画の中では友人や恋人とのバランスを失い、自分自身の夢だったはずのジャーリストへの道も忘れ、ミランダとのバランスを取ることに没頭していきます。
自分自身の夢や希望があったとしても、大きなエネルギーに応えていると時に人は「反射・反応」することでいっぱいになり自分を見失ってしまいます。
「優秀にできる事」と「本当に自分がやりたい事」というものが一致していれば幸せなのですが、「他者」の存在が大きい天秤座には声の大きな存在は障壁になることもしばしばあります。
優秀なゆえに忙殺され、自分をすり減らすことのないように、映画の最後の展開のように、自分自身の幸せや夢や希望をしっかりと握りしめてバランスが取れたらいいですね。
プラダを着た悪魔
スタッフ
監督:デヴィッド・フランケル
製作:ウェンディ・フィネルマン
製作総指揮:ジョセフ・M・カラッシオロ・Jr、カーラ・ハッケン、カレン・ローゼンフェルト
原作:ローレン・ワイズバーガー
脚本:アライン・ブロッシュ・マッケンナ
衣装デザイン:パトリシア・フィールド
キャスト
ミランダ・プリーストリー:メリル・ストリープ
アンドレア(アンディ)・サックス:アン・ハサウェイ
エミリー:エミリー・ブラント
ナイジェル:スタンリー・トゥッチ
ネイト:エイドリアン・グレニアー
ジェームズ・ホルト:ダニエル・サンジャタ