2020年蟹座満月に想う心の在処

2020年12月30日12:30頃蟹座で満月を迎えます。 蟹座新月(20年7月)からの種まきをこの満月で収穫していくイメージです。この半年で「新しい居場所」や「新しい心の平安」について取り組んできた人は多かったのではないでしょうか。

「心の中のひと段落」という振り返りや、死なずに今、生きていることを褒められるようであればいいな、と思います。心配事は少しでも、未来への希望に変換できる新しい種へとできればいいですね。

月は3室蟹座9度での満月。

3室は「コミュニケーション」「兄弟姉妹」古くは「女神の部屋・アニミズム・多神教」を表す部屋でもあります。

9室山羊座9度との関わりで読むと、

「焦らないでしっかりと学ぶことにより、理解したい身近な人を解ることができる」満月です。また、オーブ4度で天王星牡牛座がライジングし、太陽と月の調停を示しています。

自己ルーツを確認することと、他者のルーツや文化を理解する姿勢が鍵となりそうです。

天王星牡牛座7度「サマリアの女」は差別にあっている姿でもあります。このチャートでは10室の木星土星(水瓶座)が90度であることから、新旧体制変革時に浮かび上がる差別や格差、人権問題の様子かもしれません。(この日炎上していたのは古い役割り分担的なネーミングとして「お母さん食堂」というモチーフがTwitterでは上がっていました。)

蟹座は家族や母の象徴でもあり、3室は一般的な情報、イメージの伝達に絡むものでもあるので、今回の満月にこの炎上があったとしても、「さもありなん」といった印象です。
「母親」や「父親」、「男だから」「女だから」「〇〇だからこう」といったラベリングを剥がしていくのが水瓶座の力でもあるので、良い兆候とみてもいいでしょう。

ちなみに2020年7月の蟹座新月の記事です。 いくつかのキーワードを今日の満月と照らし合わせてみるのも良いかもしれません。

記事抜粋: 【家族として、仲間として、チームの一員として、社会として、自分という個人が何を批判し、何を良しとし、望み、どこまで何をするのか、新しく始まる社会運用、稼ぎ方、繋がり方、自己保持と社会との融和のバランスをどうやってとっていくのか、「私と公」を省みることで新鮮な風が吹き抜けるための通路の準備となります。

チャートの片隅にある水星ー天王星は自分と他者の「心の理解」「喜びの尊重」を歌っているようです。火星のコンディションも加味すると「焦りは禁物」「早急に社会を改革しようとすると浅はかなところで頓挫」となりそうなので、まずは焦らずに、自分の喜びを手放すことなく、12月末の蟹座満月までの期間は自分の精神的視野を、自分の内側と外側の両方にフォーカスしたり、ひいて見つめたりする姿勢が良さそうです。】

満月は「収穫」のタイミングです。実りが少ない、手応えがない、と思っていてもきっとよく確認してみればあなたの手のひらの内側には次の新月に蒔くための種がぎゅっと握られているはずです。

2020年は新コロナの存在で春から引き続き右往左往する時間や物事が多い時期でした。社会としても、個人としても「ニューノーマル」を受け入れていくためのストレスも大きかったのではないでしょうか。仕事や家族とどのように関わり、過ごしていくか、ひいてはどのような人生を生きていくのか、たくさんの葛藤があったことと思います。その葛藤や摩擦、社会の混迷の中で、心理的な面での落としどころやある程度の見通しや「覚悟」を得られような満月でもあると思います。「今までのままではできないこと、このままではいけない事」がくっきりと見えてきたのだと思います。

私たちが得たい「共同体」の姿を想像してみましょう。今の生活がもし辛い事が多いのであったとしても「よりよい社会・社会福祉・政治・医療体制の公金の使い方」に対しての理想をイメージして欲しいのです。

私たちの「心」が社会を作り出しているのは間違いないのですから。

202012月30日蟹座満月

[ 2020年蟹座満月に想う心の在処 ]ブログ,占い,占星術, , 2020/12/30 13:51