【山羊座祭りだった2019年~2020年】
2017年12月20日から土星は順行・逆行をしつつ、2020年12月16日まで山羊座にいました。
土星にとって山羊座は「マイホーム」「自分の領地」「自分らしくいられる」「実力を発揮できる場所」「居心地の良いサイン」であり、土星的な意味を強化していたと思われます。また、物事を(善悪の判断はなく)拡張、増長、膨張させる木星も昨年2019年12月3日から2020年12月19日まで山羊座を運行し、さらに「極端さ」「運命的な出来事」をもたらすとされている冥王星も2008年01月26日から2024年11月20日の期間を山羊座(時々水瓶座)を運行しています。
3天体が山羊座を運行していた昨年末から今年の年末まで(12月19日)は、山羊座祭り開催中と言っても良い状態です。
山羊座や土星の表すものをここで確認してみましょう。
「政治・構築・責任・努力・積み重ね・伝統的なもの、父権的なもの・権威的なもの・安定したもの、堅く冷たいもの、厳格さ、管理者、長期的なもの、義務、社会的なもの…等」
はい、ずしりと重たいですね。
12サインそれぞれに、「社会について」考えたり感じる事の多かった1年ではなかったでしょうか?
【これからの山羊座と天秤座】
2020年12月16日までは現実の世界の立場や状況で重苦しさや、ひっ迫感を感じていたのは「山羊座」と、山羊座から90度の角度の位置にいる「天秤座」の成分を持っている方だったと思います。
その、ハードに干渉してきた「土星山羊座」のパワーが「土星水瓶座」にイングレスしたことにより(サインが変わること)、山羊座に天体が集まり、パワーが集まりすぎていて、超過労働になりがちだった山羊座から重みが他者に移行し、 山羊座にとっては自分一人で頑張って緊張していたところに、助けがくる(もしくは今までのやり方を改革する変革者が現れる)イメージ。
天秤座は同じ風エレメントである水瓶座から調和角度の120度により「強烈なバックアップ(ただし仕事が無くなるわけではない)」が得られ、相性の悪い案件から、やる気の出る案件にシフトできるようなイメージです。天秤座さんはこの数年の痛みや重圧などで、かなりお疲れだとは思うのですが、この苦難に鍛えられた力を社会的に発揮できる3年間がやってきているとも言えるのです。
太陽が天秤座であれば、仕事や社会的な立場について追い風が、月が天秤座であれば、自分のプライベートな生活に関することで一歩新しくステップアップする勇気が湧いてくるかもしれません。
世代天体である冥王星天秤座世代なら、ようやく「新しいバランス」「新しい社交」「ニューノーマル」の基盤を良い方向で実現化できる時期が巡ってきたのかもしれません。(この事象に関しては2024年の冥王星水瓶座イングレススタートとしてを本番に考えています。)
【土星水瓶座と風エレメント】
土星が山羊座から水瓶座に抜けてもなお、【社会的な構造について】という大きなテーマは引き続きあるのですが、この土星移行で、責任感や社会的なパワーについてフォーカスされるのは主に水瓶座、天秤座、双子座の風エレメントでしょう。
情報について取り扱いを慎重に行うことで、自分が思うよりも遠くに声が届くようなイメージです。
ある意味、ここからの3年間の情報に関する世界でのエネルギーの流れが、今後の私たちの社会、ひいては地球環境にも大きな鍵になると思っています。 地に足をつけ、遠くも近くも見渡して、本当に大切なものについて、心をひらいて、言葉にする事が大事になるでしょう。
【土星水瓶座と固定宮】
固定宮である獅子座、牡牛座、蠍座は土星水瓶座から90度と180度のハードアスペクトとなります。
固定宮のサインは天王星牡牛座の影響もあり、変化は始まっているかもしれませんが、それが落ち着くか、今までよりも責任感を感じてくるかもしれません。
蠍座は家庭の事や家族の事、自分の居場所について、
獅子座はパートナーシップや身近にいる親しい人との関係性に責任やケジメをつけるような展開、
牡牛座は仕事の面での責任やキャリアアップに関することで開かなければならない重たいドアを感じるかもしれません。
【土星水瓶座とその他のサイン】
蟹座、牡羊座、魚座、射手座、乙女座はは変化していく社会についていくことが大切になります。
魚座は自己を見失いやすくなる時期になるかもしれませんが、陰ながら積む努力が大切になります。
乙女座は体調管理(特に胃腸系)をしつつ、日々のルーチンワークの刷新を。
蟹座は親や親族、継承するものについて、ごちゃごちゃしたものを片付けること。(家財の整理なども含む)。
射手座は兄弟姉妹、友人知人など身近な人とのコミュニケーションについて今までにない重さ(責任感)を感じる事もあるかもしれません。
牡羊座は人脈運、人脈づくりなどを今までよりも公的なものや仕事に絡めていくような展開も良さそうです。
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※普段はあまりトランジット運行による全体予報的な記事を書かないのですが、
(それぞれのハウス状態やアスペクト状態によって全然出方や影響が違うので)
約3年でサインを移動する土星は「現実的な存在や出来事として」表れやすさがあると思うので半分は記録として記載いたします。
また、個々の人の太陽のコンディションもあるので、あくまでもざっくりとした参考と思っていただければ嬉しいです。
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