※最初に明記しますが、あくまで個人的感想、忘備録です。
2019年10月5日9時15分、日本初の西洋占星術カンファレンスはエヴァンゲリオンのゼーレの声のような松村潔先生のzoomによる講座から始まりました。※「ゼーレ」とはドイツ語で魂という意味であることで、あながち間違ってはいないような気がします。
【松村潔先生 占星術と創造の光線】
もともと宇宙の魂という存在であった私たちが地球に生まれ、地上の重力やルールや安定しない揺らぎに干渉されながらこの人生の設計図を写しているのが「ジオセントリック占星術」だとしたら、太陽を中心として「地球星座」を導き出し、自分の使命や役割について知ったり、太陽系の恒星たちといかに繋がっているのかを見るのが「ヘリオセントリック占星術」という占星術のようです。
【聖なる三角形】
講義の中で、「△(三角形)は人間が瞑想している姿であり、原型である。」 という言葉を聞き、思い出したのは不忍池辯天堂の紋様(鱗文)三角形を組み合わせたものだったり、ピラミッドだったり…古来から霊的なエネルギーと関わりの深い形。△は火と男性性、▽は水と女性性を表し、組み合わせると陰陽合の六芒星になったり。 基本の三角形が集合体である正8面体や正20面体の形態をとり、普遍的(概念的?)惑星とコンタクトするイメージ。お話は聞いていて、ヴィジョン的であり、言語化の難しいような内容でした。
(将来、脳から直接コネクトして立体仮想空間のヴィジョンを共有できるようになったらいいのにな…)
スピリチュアルな用語や感覚、知識が無いと難しいのが松村潔先生のお話。
実際の金星や、ジオセントリックでの惑星ではなく、「普遍的惑星」がどの恒星と合になるかで意味が変わってくるそうです。
【恒星のエネルギーを受け取る】
太陽系8つの惑星意識を自分のものとして「全惑星意識」を得ることで、次の階層に昇り、恒星の受け皿にする。恒星シリウスは蟹座14.05度に位置し意味は「突破する」(名誉や名声、危険を伴うともあるようです。)水星がシリウスの受け皿になると言語的に発達した人になる傾向、金星がシリウスの受け皿になるとアートや音楽の力で世界を切り拓く力を、火星がシリウスの受け皿になると山伏や修験道、マラソンなどをして世界と向かい合う力になるような例が出ました。
地球にいる自分を起点とした占星術ではあまり意識しない恒星についてもいくつか名前が出ましたが、(レグルス、アルファード、シリウス等々)「ぴったり合でなくとも、自分の意識の力によって近くの恒星のエネルギーを引き寄せて使える」とのことで、自分のヘリオチャートと恒星と合に近いものを確認してみました。
【地球から解放されたらめちゃくちゃ射手座っぽかった】
ヘリオチャートでの私の地球星座と月、海王星は射手座にあり、一番近い恒星はアンタレス(射手座9.45度)でした。地上から見上げるアンタレスは蠍座の代表的な星ですが、太陽から見ると射手座方向になるのですね。夏の八ヶ岳で見上げた真っ赤な強い星。
意味は…「喧嘩好き」(あまりに大きなエネルギーのため、恒星には悪い意味が置かれていることが多いそうです)
私のジオチャートのASC射手座26度を思い出しつつ(議論好き)、良い意味の恒星との合はないかなと調べると、木星が魚座フォーマルハウト。意味は「幸運、出世」などだそうです。
ヘリオでの占星術も恒星占星術も殆ど触れたことが無かったので良い刺激になりました。
知らない事に触れるのは楽しい事です。新しい切り口で自己や他者を知ること自体が喜びであるので、この雑多な日常世界にスピリチュアリティを吹き込む良い風とり窓になりそうです。